瑞雲たなびく

平穏これ大事

東福寺・通天橋(京都市)

東福寺(とうふくじ)

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こちらは京都東山区本町15丁目のお寺です。

東福寺で検索すると予測検索で 東福寺 ランチ が真っ先に来るのが笑えます。

アクセスよりも気になるのか・・・(´・ω・`)気持ちわかります。

東福寺でピンと来ない人もコーヒーのBOSSでタモリさんと山村紅葉さんが出たCMで紅葉美しい橋と言えばああ、とわかる人も多いのではないかと。

ここは臨済宗東福寺派大本山、禅寺でして、元々は924年に藤原忠平が建てた伽藍があり、この地に九条道家が建てた大寺院が東福寺で、その後たびたび焼失しています。

藤原忠平と言えば菅原道真と親交を持ち、平将門は家人として仕えていた時期もあるという歴史上の人物。

面白いのはwikiに書かれているこの話。

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醍醐天皇の頃、相工(人相占い師)が宮中に召された。

寛明太子(後の朱雀天皇)を見て「容貌美に過ぎたり」と判じた。

時平を見て「知恵が多すぎる」と判じた。

菅原道真を見て「才能が高すぎる」と判じ、皆全幅の者はなかった。

ところが、下座にあった忠平を見て、相工はこれを指さして「神識才貌、全てが良い。長く朝廷に仕えて、栄貴を保つのはこの人であろう」と絶賛(wiki)

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全てにおいて合格点な人だったようです。

私は前にも書きましたが若き菅原道真が主人公の「応天の門」という漫画を読んでいるので菅原道真と出てくるとおおっと思います。

そして知識がないのでおおっと思って終わりです。

それ以上広がりません(;´・ω・)

ただ、朱雀天皇は923年生まれで、菅原道真は903年に死んだことになってるから一緒には顔を見れない気もしますが・・・

まあ、東福寺にはあんまり関係ないか。建てた人じゃないし。

普通に街中を歩いていると規模の大きな寺があるようには思われないのですが、近づくにつれ急に山の中に入った感じになります。

さて、東福寺を横目に通天橋へ。

な、何しに来たんだ私は(゚д゚)!

東福寺自体には案内がないので普段は入れないようです。

HPを見ても通年で入れるのは通天橋、開山堂、東福寺本坊庭園とのこと。

なので来られた方は見た目に華やかな通天橋へみんな流れていきます。

拝観料400円(2016年現在)を払ってすぐのところに橋があります。

もちろん混雑していますが私が行ったのは閉館1時間前の夕方でしたのでましな方だったのかもしれません。

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橋を渡り右手の坂を上ると閉山堂に入ります。

石庭と静かな佇まいの普門院があります。

軒下に腰を掛けられるところがありますのでそこに腰かけて庭を眺めている人がいます。そこに座って眺めるとこんな感じ。

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趣のある場所です。

だだっ広くもなくうまく纏まっているのでこんなところでゆっくり瞑想できたらすがすがしい気持ちになれそうです。

通天橋が人気なので人のいない時間があるのかって話ですが・・・なさそう。

通天橋の前には歩き回れる庭園が広がっています。

ちょうど紅葉になる時期だったのでキレイでしたよ。

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通天橋の上には本坊庭園があるのですが、ここには時間切れで入ることができませんでした。

もう少し時間が欲しかったですね、国宝の三門を見る時間がありませんでした。

ただ閉館間際だったこともあり閉まる間際には人のいない通天橋を見ることができました。

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