三仏寺・投入堂(三朝町)
役行者という修験道の開祖がお堂を小さく手のひらサイズにしてうりゃあああっと投入れたのが投入堂。
そんなことができたらなんか色々応用効きそうな気がするんですよ・・・ロストテクノロジーじゃないですか。
実際のところ役小角が活躍したとされる時代と投入堂の製作されたとされる年代には違いがあって関係ないだろうってことみたいです。
三朝町といえば日本で高濃度のラドンを含んだ放射能温泉で有名な三朝温泉のあるところです。
なので岡山大学の温泉療法を実践する施設があります。
昔寄った時にはひなびた何もない温泉地だったように思いましたが今回行った時には観光客を意識した建物が建っていました。
ここから車で走ること・・・うーん、時間計ってない(;´・ω・)スイマセン
走らせると三徳山に到着します。
駐車場がありますのでそこに車を止めることができますしJR倉吉駅から路線バスに乗れば40分で到着します。
ここに入るには制限がありますので行こうと思っている人はちゃんと調べて準備してからにしてください。
スカートやヒールは以ての外、スパイクつきの靴も木の根を痛めるのでだめ、スニーカーもモノによってはだめ、入山時間も決まってるし冬もダメだし雨もダメ・・・
などなど書ききれないほど色々あります。
ちゃんと入山時に服装チェックされて、靴がだめなら草履を買うことになりますしあまり適さない服装だと入山拒否されます。
入山できない場合は道から投入堂を見ることができる場所がありますのでそこに行って遠くから眺めてください。
私は昔入山時間に間に合わず、これで済ませたことがあります。
まずはここで拝観料を払って入ります。ここは服装関係なく入れます。
売店でペットボトルを買うこともできます。
ここから階段を昇っていくと宝物殿があって、さらに行くと本堂があります。
本堂あけっぴろげです・・・
この先に入山するための事務所があります。ここで服装チェックされ、入山料を払い、入山手続きをします。
ここから先は体力がいるというか・・・崖を這い上って行ったり木の根をつたい上って行ったりするので怖いです。
ルートはこんな感じ。
木の根が登山ルートに入っているなんてびっくりします。
ところによっては木の根がつるつるになっていて、ああ、みんなここ持って登ったんだなとわかります。
投入堂行った人のブログを見ると大体載っている途中のお堂の写真と鐘の写真。
鐘はつけますしお堂は中には入れませんがへりのところを一周できます。
ここはめっちゃくちゃ怖いです。柵がありません。
ふざけて突き落とそうとかやっちゃいけません、ケガで済まないです。
そして色んなお堂を横目に見ながら辿り着くのが投入堂。
投入堂自体には入れません、行けるのはここまでです。
昔は投入堂には入れましたが滑落して死者が出たので入れなくなったそうです。
ここに来るまでの道のりですらキツく、遭難者がたまに出るくらいですから。
確か宝物殿にはその昔の誰でも投入堂に入れた時代の写真があったように思います・・・記憶が確かじゃないけど。
しかし投入堂を見たときは感動しました。
道のりのきつさもありましたがこんな山奥にただ在り続けていたなんて・・・(゚Д゚;)
いくらでも眺めていられるような感じです。
よくよく見ると修復の跡があります。木が明らかに新しい部分があります。
柱には朱、壁には白が塗られていたらしいので、そんな投入堂もすばらしいと思いますが、この木むき出しの簡素な投入堂も美しいです。
中に入ってみたかったなぁ・・・帰ってからネットで調べたら写真集に載っていたのをアップしていた人がいまして、元々安置されていた仏像は全部宝物殿に置いたのでからっぽでした。
今新たに見てみたいと探したけど見つかりませんでした・・・(´・ω・`)
降りてきて宝物殿も行ったんですが、仏像なんて貸し出し中ばっかりで半分くらいいなかったです。
出張の多いビジネスマンか!
しかし行けば感動間違いなしのお寺でした。