熊野那智大社に行くその4(那智勝浦)
熊野古道の道の写真はネットにいっぱい出てると思うのでいいかな。
道の途中で滝が見えます。
私はガイドの方についていただいたので要所要所を外すことなく見ることができましたが、単独で行かれる場合は時々右を気にしておきましょう。
昔の貴族たちもここで滝の存在を初めて認識したのかなぁ・・・(遠い目)
貴族といえば熊野詣では後鳥羽上皇とか後白河上皇が頻繁に来てたとか。
おお、後鳥羽上皇といえば貴族の時代から武士の時代の転換期にいた日本史の大物。
wikiによると壇ノ浦の戦いで海に消えた幼い安徳天皇の次の天皇。
この安徳天皇が天皇の三種の神器のひとつ、宝剣をもったままだったもんだから、天皇の儀式のときに三種の神器がそろわなくなって、「治世を批判する際に神器が揃っていないことと天皇の不徳が結び付けられる場合があった。 後鳥羽天皇は、一連の「コンプレックス」を克服するために強力な王権の存在を内外に示す必要があり、それが内外に対する強硬的な政治姿勢、ひいては承久の乱の遠因になったとする見方もある」(wiki)ということで乱を起こして武士に鎮圧されて隠岐に流されてしまったということなんですね。
貴族なんて儀式とかがすべてだったでしょうに、それはもう大変な劣等感だったでしよう。
そんな歴史に思いをはせながら、(いやすいません、後で知りました)古道を登りきると舗装された道に出て、細い階段を上がって少し進んでまた階段。
その階段の途中に郵便局があって、最近見かけない円柱型のポストがありました。
そしてこの道からも滝が見えました。
このあたりに住んでいる人たちは当然、この景色が当たり前なんですが、観光目的の私にはこの景色すら「おおおーっ、滝ーー」なわけなので、写真撮っておきました。
そして歴史に思いをはせ(以下略)
ちなみにこの写真に写っている道は瀧に向かう道ではありません。生活道路です。
この背面に茶店があるので一服休憩もできます。
お土産物店もあるので買い物もできます。
階段をさらに登っていくといよいよ那智大社に到着となります。
はぁー、汗かいた。